FFmpeg Cookbook

動画メタデータ削除ツール

位置情報・撮影者・編集履歴・タグをブラウザ上で削除。映像・音声は無劣化のまま保持。

完全ローカル処理 — ファイルは外部送信なし
🛡️
動画をドラッグ&ドロップ、またはタップして選択
MP4 / MOV / WebM / MKV など、最大 500MB
🎬
全削除はファイルから取り出せるすべてのメタデータ(GPS・撮影日時・撮影者・編集ソフト・サムネイル・チャプター等)を取り除きます。映像・音声は再エンコードしないため瞬時に終わり、画質劣化はゼロです。
処理中… 0%
メタデータ削除済み動画をダウンロード
削除された項目(典型例)

    次に使うと便利なツール

    よく使われる用途
    SNS投稿前のGPS情報削除取引先納品時の編集ソフト名隠し中古機材出品時の撮影者情報除去

    このツールでできること

    • GPS位置情報・撮影日時・カメラ機種・撮影者名を一括除去
    • 編集ソフト履歴・エンコーダー履歴・コメント・タグも消去
    • 「全削除」と「プライバシー情報のみ削除」の2モード
    • 映像・音声ストリームコピーで無劣化・瞬時に完了
    • 完全ローカル処理:ファイルはサーバーに送信されません

    使い方

    1. 1

      動画をドロップ

      MP4 / MOV / WebM / MKV など、最大 500MB。

    2. 2

      モード選択

      全削除(推奨)か、プライバシー情報のみ削除を選びます。

    3. 3

      実行

      数秒で完了し、メタデータが消えた動画をダウンロードできます。

    入力項目の意味

    全削除
    コンテナ・各ストリームのすべてのメタデータタグとチャプター情報を `-map_metadata -1 -map_chapters -1` で除去。最も確実な選択。
    プライバシー情報のみ削除
    GPS・撮影日時・機種名・編集ソフト名など、個人特定につながるタグを指定して空文字で上書き。コーデック情報など互換性に必要なメタは温存。
    出力フォーマット
    入力に関わらず MP4 で出力。`-c copy` で映像・音声を無劣化保持、`+faststart` でストリーミング再生にも対応。

    おすすめ設定

    SNS(X / Instagram / TikTok)に投稿する前
    全削除
    各SNSはアップロード時にメタデータを変換するが、撮影日時や位置情報がそのまま残るケースが報告されています。事前に消すのが確実。
    取引先・クライアントに動画を納品
    全削除
    編集ソフト名・社内コメント・撮影日時などが残ると意図せず情報が漏れます。納品前のクリーニング工程として定型化推奨。
    撮影場所だけ隠せれば十分
    プライバシー情報のみ削除
    コーデック情報や技術メタを残したまま、自宅住所が割れる GPS タグだけ消したい時に。
    中古機材を売る前に撮影サンプルを公開
    全削除
    カメラのシリアル番号や撮影者名が漏れるリスクをゼロにできます。

    よくある失敗と対処

    症状:削除後もSNSに位置情報が表示される

    原因:SNS側が投稿時に別途位置情報を要求する場合がある。

    対処:メタデータは消えていますが、投稿フォームの位置情報設定もOFFにしてください。

    症状:スマホで撮った縦動画が横向きになる

    原因:回転メタデータも削除されたため、プレイヤーが回転を認識しなくなった。

    対処:縦動画の向きが重要な場合は、削除前に[回転ツール](/ja/tools/rotate/)で焼き込んでから本ツールにかけてください。

    症状:一部の編集ソフトで「破損」と表示される

    原因:古い編集ソフトはメタデータが空だと処理を拒否することがある。

    対処:プライバシー情報のみ削除モードを使うか、編集ソフトを最新版にアップデートしてください。

    症状:ファイルサイズが微妙に変わる

    原因:メタデータと faststart の再配置でわずかに変動。

    対処:通常は数百KB以下の差。映像・音声は無劣化で保持されます。

    相当する FFmpeg コマンド例

    コマンドラインから同じ処理を行う場合の参考例です。

    全メタデータ削除(推奨)
    ffmpeg -i input.mp4 -map 0 -map_metadata -1 -map_chapters -1 -c copy -movflags +faststart output.mp4
    GPS位置情報だけピンポイント削除
    ffmpeg -i input.mp4 -metadata location= -metadata location-eng= -metadata com.apple.quicktime.location.ISO6709= -c copy output.mp4
    削除前にメタデータを確認
    ffprobe -v quiet -print_format json -show_format -show_streams input.mp4
    どんなメタデータが残っているか事前確認。
    撮影日時だけ別の日付に書き換える
    ffmpeg -i input.mp4 -metadata creation_time="2026-01-01T00:00:00Z" -c copy output.mp4
    削除ではなく改ざんしたい場合。

    対応ブラウザ・制限

    • 最大入力ファイルサイズ:500MB
    • 出力は MP4 固定(入力 MOV/MKV/WebM でも MP4 へ remux)
    • 回転メタデータも削除されるため、縦動画の向きが必要な場合は事前に焼き込みが必要

    プライバシーについて

    このツールは ffmpeg.wasm をブラウザ内で実行するため、動画ファイルがサーバーに送信されることはありません。すべての処理はあなたの端末上で完結します。 プライバシーポリシーを見る →

    よくある質問(FAQ)

    スマホで撮った動画には本当に位置情報が残っている?

    はい。iPhone・Android ともに、位置情報設定がONなら撮影時の緯度経度が動画ファイルに埋め込まれます。`exiftool` や ffprobe で実際に確認できます。

    SNSにアップロードすればメタデータは自動で消える?

    一部のSNS(Twitter/X、Instagram)はアップロード時にメタデータを除去しますが、保証されていません。事前に自分で消すのが安全です。

    映像の画質は落ちる?

    落ちません。`-c copy` で映像・音声をストリームコピーするため、再エンコードは発生しません。

    なぜ MP4 で出力される?

    `+faststart` フラグでメタデータをファイル先頭に配置するためです。Web 再生やストリーミングで重要。元が MOV/MKV でも MP4 にすることでより広い環境で再生できます。

    「全削除」で消える項目を正確に知りたい

    GPS座標、撮影日時、機種名(make/model)、撮影者名、編集ソフト名(encoder/software)、コメント、タイトル、説明、タグ、チャプター、サムネイル、カバーアートです。コーデック・解像度・フレームレートは構造的に残ります。

    コマンドラインで同じことをやるには?

    `ffmpeg -i input.mp4 -map 0 -map_metadata -1 -map_chapters -1 -c copy -movflags +faststart output.mp4` です。下のコマンド例セクションも参照。

    回転情報も消えると縦動画が困らない?

    消えます。事前に[回転ツール](/ja/tools/rotate/) で焼き込み済みなら問題ありません。回転を保ったままGPSだけ消したい場合は「プライバシー情報のみ削除」モードを使ってください。

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